お教室のお隣にある中学校では、今期末試験の真っ最中だそうです。
(二学期制の為、今は前期の期末です。)
そんな中、昨日いつも通りにレッスンにやってきた中2のS君。
(←コンペ前の追い込み中のS君)
私が中学生の時は、定期考査中はレッスンをお休みさせていただいていたので、
いつも通りやってくる中高生の生徒さんには感心しきりです。
で、S君はいつも通り練習出来ているんですよね。
S君は習い始めた当初からピアノを弾くことは生活の一部になっていて、
コンクールや発表会が終わってお家に帰った後もピアノを弾いている、とご家族から度々聞いていました。
それは決してやらされている訳でもなく、
「練習しないと!!!」という意識でもなく(多分)
ただただ「ピアノ弾こうっと!」という純粋な気持ちでピアノに向かっているように思います。
今も宿題であげている曲以外に、自分の好きな曲を弾いている、と最近お母様からの報告あり。
(最近はショパンのバラード第1番との密告)
そのような姿勢が、彼の音楽にもよく現れています。
彼の音楽はとにかく楽しそう!とても魅力的です。
苦手だった短調のしっとり系や暗い雰囲気の曲も、なんだか最近上手になってきました。
(お年頃、色んな心の揺らぎもあることでしょう。)
これからのS君の成長が楽しみです!
新入会の生徒さんには、ピアノの練習が、ご飯を食べることや歯磨き、入浴と同じように、生活習慣の一部になるように出来たらいいですね、とお話しています。
私は子どもの頃から人前でピアノを弾くのは大好きでしたが、練習は好きではありませんでした。
(いかに上手にサボるかを考えていました笑)
しかし母は結婚前はピアノの先生だったので、必死で練習させていたのだろうと今更ながら思います。
かつての私の母を含め、全ての親が思うはず
「自分から進んで、楽しく練習して欲しい」
その為の大前提は、やはり
「自分で楽譜が読めて」
「自分の思い通りに指が動く」
「自分の力で弾けた!」の経験が、楽しさややる気に繋がります。
その為に様々な工夫を取り入れながらレッスンを進めています。
またご紹介しますね!